ブロギングなう

毎日ブログを書けば文章力が上がるのかを検証中

星野源の『そして生活はつづく』を読んでボロカスに感想を述べる

本を読んだ感想をそのまま垂れ流す。

星野源さんのファンは読まないでください。

 

そして生活はつづく (文春文庫)

そして生活はつづく (文春文庫)

 

 

読みやすい

本、薄くない!?字、でかくない!?文体も友達の話を聞いている様でとても読みやすい。紙が黄ばんでないし、字も大きい。実に読者フレンドリーである。

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小学生の間ではこの本で時折出てくる「下ネタ」が好評で大人気らしく、納得の読みやすさだった。

 

え、何このクソエピ

全て「〇〇はつづく」という形式のタイトルが付けられている。

最初から終わりまで「私はこれができない。あれもできない。ダメ人間なんです~」という内容のオンパレードだった。

 

例えば「料金支払いはつづく」というエピソードが最初にある。

「帰宅時間が遅く、家を出る時は請求書を持って出ることを忘れるので携帯料金のコンビニ払いが期限を過ぎてもいつまでもできない」という内容だ。

面白おかしく書いているつもりなのだろうが、全く面白くない。

だってさ、携帯って便利だから使うじゃん。その利用に対する料金を払えって言われているのに期限までに払えていないってことでしょ。レストランでご飯食べて、すいません財布持ってくるの忘れましたとか言ってずっとご飯代払わないのと一緒じゃん。本借りてなかなか返さない奴と同じじゃん。

真面目に考えていることは文章の節々から感じたが、真面目系クズかよと思わずにはいられなかった。

 

何でこのクソエピソードをこの人は書いちゃってるんですか。

一応、きちんとした理由があるみたいだ。

 

自分のダメな部分をなんとかおもしろくしよう。おもしろがれたら、そんな自分も好きになれるかな、みたいなテーマで自分のダメな部分をなるべくそのまま書いた本なんです。

引用元:星野源『そして生活はつづく』p.196

  

なるほどね。分かる分かるわ。

私も職場で凡ミスした時は相当凹むし、そんな時の自分を嫌いにならない様に「だって人間だもの」を100回くらい脳内再生するから。

 

それにしても、あれもこれもできないという内容が度を越えている様にも見えて、読んでいるこっちが不安になった。

アマゾンレビューにもこの点を指摘している人が多いだろうな、と思って見てみたら指摘している人が一人もいなかった・・・

「才能を感じる」とか「才能を感じる」とか・・・

え?

えええええええ!??

それとも、これはネタなのでこんなネタ書く星野源ってやっぱり天才!ってこと?

 

根拠のない自信

 散々「私は欠陥人間です。うんこブリブリ~」って書いているのだが、どこかで「できない部分をさらけだす自分カッケー」と自信に満ちている感じがビンビン伝わってくる。

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おバカタレントが一時期流行った時のことを思い出す。 おバカであることを売りにしている芸能人がクイズ番組で、自分がいかに「バカ」であるのかを競い合う感じだ。

 

あの時と同じような違和感を覚えた。

 

「~ができない普通のバカ」はそんなことをバカをさらけだす勇気や元気なんて残っていない。

 

ここまで大っぴらにできるのは「~ができない振り&バカな振りをしている」もしくは「~ができない&バカではあるけど、そんな自分を誇らしく思っている」のどちらかのパターンだと考える。

 

星野源本人はこう述べている

「自信ないけど自信ある!」みたいなのはあったと思います。

引用元:星野源『そして生活はつづく』p.194

 

そういった意味では、この本に共感する読者と星野源との間には明らかな違いがある。アマゾンレビューを読む限りでは、読者は星野源を見て自分に近い存在だと錯覚しているが、似ても似つかないのだ。

 

この本が教えてくれること

しかしこの本を読んで気付く人もいるかもしれない。

「~がとことんできない自分、バカな自分」を愛して、自分がやりたいと思ったことを続ければ、星野源の様に自分の才能を開花させられるかもしれない。

才能の開花はしなくても、自分を信じて人生の明るい方をひたすら、不器用ながらにも歩いていけば自分なりに人生を楽しく過ごせるかもしれないという期待感。

 

ちんちん、まんまんといった親しみやすい話題から一瞬であっても哲学的な考えに触れることができる点がこの本の魅力なのかもしれない。

 

そしてブログはつづく

芸能人が出版するこの手の本は絶対に読まないし今まで読んだことは無かったが、 流行をつかめないブロガーが何をつかめるだろうか、読者の心なんか到底つかめるはずがない。

そう思って「文春文庫カテゴリ ベストセラー1位」のこの本を手に取った。

 

結果は全く共感できなかった・・・と思いきやこの記事を書きながら本の良さに気付いた。

 

これがブログの力ですよ。

普段読まない本に手を伸ばして、書評を書くことで「ただ読んでるだけだと気づけない本の良さ」に気付いてしまう。  

 

 

 

そしてブログはつづく

 

そして生活はつづく (文春文庫)

そして生活はつづく (文春文庫)

 

 

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