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【ヒトリゴト】超典型的な「古き良き時代の日本企業」の組織文化に染まってしまったのか?心配になったので「初心を思い出す」

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私は超典型的な「古き良き時代の日本企業」で働いている。
入社3年目となり、「入社当初、ああいう社員にはなりたくない」と思っている人に近づいていることに気付いた。
 
勤め先について振り返ってみる。
ぼーっと仕事をして、結果を出さなくても年次で給料は上がっていき、役職に就いていなくてもかなりの高齢まで働き続けることができる。おまけに、日本航空が経営破綻するきっかけとなった「手厚い年金制度」と同様の年金制度を備えており、国民年金と合わせれば、日本の平均年収と同じくらいもえらえる。もちろん、退職金はたっぷり。
ただ、今後20年でこの状況を維持できないことは目に見えている。
 
この企業の社員の社会的信用力は絶大だし、上流工程の仕事なので誰にヘコヘコするわけでもない。競合他社はあって無いようなものだ。この状態を更にスバラシイものにしているのは、「特別な能力・スキルが不要」という点。
無能な割に高い給料をもらっているので自分の実力の低さに気付かないことに加え、そこそこの学歴はあるのでプライドが無駄に高いという共通点がある。
 
こんな環境で仕事をし続けるとどうなるか。
私は入社3年目だが、この環境に慣れてしまった。
 
入社当初を頑張って思い出してみよう。
・「仕事なんて適当で良いよ」という言葉に怒りを覚えた
・アホみたいにチンタラ仕事をして残業代を荒稼ぎする先輩が無能に見えて怒りを感じた
・給料に見合った能力のマネジメント層が皆無に近いことを知って衝撃を覚えた
・仕事でやりたいことを語ると「若いね~いいね~」と半分バカにされる
・勉強していると言えば「そんなに勉強してどうするの」と言われる
・努力していても「所詮若いうちにできることは限られているからね」と見限った発言をされる
・職場の雑談が本当にプライベートの話。(どうでもいい)
・ウワサが広まるのが早すぎるのでここはド田舎の村社会かと勘違いする(暇な人が多いんだな)
・「この組織はこのままで良いんだよ」という現状維持至上主義が蔓延。変化を起こす人に嫌悪感を示す。
 
一方で入社まで知らなかった面も知っていった
・業界でそれなりのポジションにいるだけあって、他社よりも優れたサービスを提供しているのは事実
・無能に見える大人も「この組織が歩んだ歴史」をよく理解しているので敬意を表すべき
・みんなバカで行動できない訳ではなく、行動する自信が無いのかもしれない
・論理的に物事を決めることができる先輩もいる。見習いたい
・この組織に危機感を覚えて変革を起こそうと考えている先輩が複数存在している
・自分の仕事は「バカをバカ」と非難したり怒りを感じるのではなく、この組織を変えること
・同期や若手でこの組織に違和感を感じている人は多い
・「他者のため」という意識が欠如している人が多い
・自分ができないことは、他人にもできないで欲しいと願う人もいる
・物事は一人では変えられない。変えるために必要なのは、変えるためのスキル、人脈、やりたいことを他者と共有すること
 
この組織に入ったのは「社会にとって貴重な価値提供をできる立場にありながら、値段に見合ったサービスをしていないことへの不満を解消したいから」である。
 
この環境に「慣れた」というのもあるが、当初感じていた「イライラ」は精神衛生上良いものではなかった。
イライラしているがあまり、転職も考えていたので目の前の仕事に集中することができず、いたずらに悩んでいたのだ。
今となっては、何をみてもイライラしないので目の前の仕事に集中できる。視野が狭くなっているのではなく、今できることに集中して、次のステップに進むための道を模索しているのだ。
 
「組織に入った理由」が薄れかけていたので、これはいつでも思い出せるようにしておきたい。
デスクトップ画像にでもしようかしら。
 
何はともあれ「使えない先輩」には絶対になりたくない。
あと2年後、入社5年目くらいまでには「こんな先輩いるんだ、こうなりたい」「この先輩と一緒なら組織をより良く改善できそう」そう思ってもらえる社員になるようになりたい。
 
ビバ!勉強!ビバ!組織!

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